CCDやC-MOS(以下CCD)のデンタルが撮りづらいのはセンサーが大きくて厚いから?


口腔内にはセンサーの入るスペースが十分にあります。
本当の原因は下記の二つです。

【1】痛みやかなりの違和感
撮影する際にはセンサーを動かないようにする為、撮影部位に押し付けます。
この時CCDのセンサーは硬質のため、センサーの角が軟組織にあたり患者さんはお痛みやかなりの違和感を感じます。
(最近のセンサーは角が丸くなっていますが、特に下顎臼歯部舌側の根尖相当部など粘膜が被薄になっているところにあたると、丸くても硬いものがあたると痛みがあります)

【2】センサー固定が困難
さらにセンサーがカバーや唾液を介して撮影部位に対し滑りやすいので、患者さん自身が位置をずらさずセンサーを固定しておくのが非常に困難です。
(上顎の3,4番あたりのアーチ状の部位等は固定しておくのが無理な場合もあります)

※CCDセンサーのコードについてですが、最近のセンサーはコードの位置がセンサーの側面から背面に移りましたので撮影時問題になることは殆どありません。

DSソフトカバーで問題解決


CCDセンサーのデメリットを解消すべく開発された「DSソフトカバー」を使用しますと、CCDセンサー撮影の「痛み」や「滑る」等のデメリットがなく撮影可能です。 ※DSは「デジタル センサー」の略です。

【1】痛みや違和感を軽減
スポンジによるクッション性でセンサーの硬さによる痛みや違和感を軽減します。
(通常の使用では痛みはなくなります)

【2】撮影部位へのセンサーの位置づけが容易
表面性状により滑らないため、撮影部位へのセンサーの位置づけが容易に出来ます。

殆どインジケーターで撮影という先生も、使用出来ないケースのオプションの一つとしてお持ち頂くと非常に便利です。

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CCDとIPの特色による比較

  CCD IP







OP

 &

デンタル

画質
(≒同等)

診断能に関しては同等となります
イメージングプレートの劣化、傷付きにより多少の画質低下の起きる場合がありますが、診断能に関しては殆ど問題ありません。
省スペース アナログでの現像機にあたる、IPで必要なスキャニングの装置がいらない。 ×
撮影
スピード
メーカーによって差異はありますが、
撮影後、0.5から3秒後に画像確認可能
× 撮影行程はアナログと一緒なので、撮影後現像にあたるイメージングプレートをスキャニングする時間と手間がかかります。
しかし、最近のデンタル専用スキャニング装置は数秒でスキャニング可能なものもあります。

導入コスト(≒同等)
最近では、現存の装置に後付けするCCDが数社でているため、OP,デンタル含めCCDの方が逆にコスト安となっています
※導入コストにおいてはCCDとIPというより、メーカーによっての差と考えた方がいいと思います
現存の撮影装置がそのまま使用できるため、
スキャニングの機械のみ購入
ランニングコスト   劣化や破損などにより使用できなくなった時、
イメージングプレートは高価
OP
撮影の
しやすさ
従来のアナログと同じ撮影方法  左同 
デンタル 前記の通り困難
※DSソフトカバーで問題解決
フィルムとほぼ同様 
CCDとIP 、どちらを選択するか

例えば、誤撮影をした時や、再診断の為撮影方向を変えての再撮影は、CCD、IP、アナログフィルム共にある事です。
その際、IPでは撮影後、一度口腔内からイメージングプレートを出し、カバーを外してからスキャニングし、映像を確認して、再度撮影の用意から撮影後、又再度スキャニングをして映像確認が必要となります。その間患者さんはお待ち頂く事となります。
一方、CCDの場合では、患者さんのポジションは変わらず、デンタルコーン、センサーの位置決めを変更するのみで、撮影とほぼ同時に画像を確認し、問題無ければそのまま撮影終了となります。
これらの手順の違いは再撮影でなくとも、撮影の際、毎回起こります。
よって、CCDのデンタル撮影が易しくなれば、圧倒的にCCDの方がメリットが大きいのです。
患者さんはもちろんのこと、ドクター、スタッフのストレスのかかり方が全く違います。
アナログフィルムからIPへの変更はデジタルの恩恵を感じる事が出来ます。なのでメーカーも撮影の仕方が今までとあまり変わらないIPの方がお勧めしやすいでしょう。しかしCCDでの撮影が問題無く出来ている場合(インジケーターやDSソフトカバー等を使用)は、IPの使用は考えられなくなります。それ程の違いがあります。

米国では殆どCCDとなります。
よってCCDデンタル撮影が容易になる商品も数多く見られます。
これは上記の表のようにデンタル撮影のしやすさを除けば殆どの場合CCDにメリットが見られるからです。しかしこれらの商品は値段が高く、日本の保険診療体制では使用しづらいでしょう。

日本で考案された【DSソフトカバー】は、日本の保険診療でも使用しやすいように高品質なものを低価格で販売出来る様に開発されました。
患者とドクター双方のストレスを解消する【DSソフトカバー】をぜひ御使用下さい。


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下顎臼歯部の撮影方法

下顎臼歯部の場合、センサーを撮影部位に固定する際、従来のフィルムように横から押さえずにセンサーを撮影部位と舌の間に位置付け(この時患者さんに予め舌を上に持ち上げといて頂くと楽に位置付け出来ます)、上から縦に口腔底方向に押しセンサーが上にもちあがらないように押さえます。センサーは硬質なためフィルムと違って曲がらないためにこのようなことが可能ですが、通常のカバーですと患者さんはセンサーが硬いため非常に痛がります。しかしDSソフトカバーを使用しますと、スポンジのクッション効果により痛みを感じません。

又、横から押さえた場合は指が舌を押し返し邪魔になりますが、上から押さえているのでセンサーは指より厚みがない分反対にCCDの方が撮影しやすくなります。撮影部位に固定せず画像がぶれそうですが、デジタルは照射時間が短く固定してなくても患者さんにこのまま動かさないようにと注意してもらうだけで撮影に影響はありません。

インジケーターの場合、撮影部位咬合面からのフィルムやセンサーの位置は固定されてしまうため、根の長い患者のケースでは根尖部を確認する平行法での画像が撮れませんが、この撮影方法だと照射方向さえ気を付け下顎臼歯部であれば平行法での撮影が可能となります。
 
他の部位においては、フィルム同様の撮影でお願いいたします。
  
DSソフトカバー
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DSソフトカバーは国内生産


DSソフトカバーは、材料調達、生産、管理、全て国内でおこなっております。ディスポーザブル製品のため極力低コストにと海外生産も検討しましたが、安全性を考慮し国内生産と致しました。又、医療用具の滅菌済み注射筒基準(平成10年医薬発第1079号)の溶出物検査もクリアしております。

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DSソフトカバーは低価格を実現


現在(平成30年1月)、メーカー専用カバーが定価で、最も高いP社43円から最も安いA社4円があります。他に安い輸入品の3円程度のものや、サランラップがあります。これらは全て患者さんの相互感染予防のため用いる単なる樹脂製のものです。

DSソフトカバーは当初開発に御協力頂いたX線販売メーカーに「メーカー専用カバーのただのビニール袋が高いもので50円程度です。このDSソフトカバーは痛くなく、滑らないという付加価値が付いているわけだから、60円、70円という設定でいいのでは。」という話がありました。しかし、高品質な商品を低価格でご提供するという考えのもとギリギリまでコストを追求して定価25円という価格設定になりました。
実勢販売価格はお取引先の各ディーラーにてお問い合わせ下さい。

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DSソフトカバーの紹介記事


歯界展望2010年2月号に、2009東京デンタルショーのドクターが選ぶ注目商品として掲載されました。

歯界展望
出典)宮地 俊、櫻井 仁:東京デンタルショー2009レポート 25+5の視点から. 歯界展望,115(2):203-208,2010.
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サンプルのお問合わせ


お取引のある各ディーラーに「日本歯科商社より販売のDSソフトカバーのサンプル」と御用命下さい。

同一メーカーのセンサーに於いても型式により、多少サイズが異なる場合がありますので、サンプルにてご確認ください。
サンプル試用の際は、撮影困難な部位(上顎3.4番あたりの位置が固定しづらい部位)や、痛みに敏感な患者さん等にお使い頂き、ぜひその性能をお試しください。

DSソフトカバー対象センサー(こちらをクリックして下さい)

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商品のお問い合わせ


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  東京本社   03-3625-3111
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